2010/06/30

一段落

夏の初めというのはこちらでは別れの季節でもあります。
プログラムを終えて仕事を始める人、母国に帰る人、などなど、次々にアパートから
友達が出ていきます。彼らを空港に見送りに行ったり、一緒に最後の晩餐をしたりと
2週間のカメラマンの仕事を終えたばかりですが、何かと忙しい日々を送っています。

といいつつも自分も3日後にはカリフォルニアへ1ヵ月半の滞在へ旅立つので
色々と準備をせねばいけません。インターンの下準備として勉強しなきゃいけない
こともいくつかあり、体が3つくらい欲しいです。

とりあえず9月から新たに住む場所が決まったのは嬉しいニュースです。

Adobe Indesignの威力を知り、マスターしたい今日この頃。


夕暮れのキャンパス


最近たまに行くジャズバー、"The Cellar"

2010/06/24

11時間の試合

ウィンブルドン1回戦、アイズナー(米) vs. マユ(仏)
試合時間なんと11時間5分!試合時間の最長記録更新。
凄まじすぎる。

ウィンブルドン:11時間超す死闘、イスナー制す 男子単(毎日jp)


アイズナー(日本語ではイスナーと表記)は3年前USオープンでデビュー
した時に生で見た。身長2m以上のバカでかい人です。
それにしても最終ゲームのスコアが70-68って・・・

2010/06/23

近況

アラスカから帰った翌日から、うちの学部が主催の特別夏期集中ワークショップ
運営手伝いのお仕事をしています。
バンクーバー市の元都市計画局長で、UAEのアブダビの特別顧問であるLarry Beasly
が教える12日間の講義。その名も"Vancouver as Laboratory of Urbanism"。
アブダビの都市計画委員会から総勢12名、更にはオランダのロッテルダム、
テキサス州のダラス、デンマークのコペンハーゲン、ニュージーランドのオークランド
など、合計9ヵ国からわざわざこのワークショップを受けに人がやってきています。
毎日色々な所へスタディツアーに行けて、その分野の一流の人の話が聞けるので
たかが運営手伝い(というかカメラマン)とはいえ、タダで講義が聞けて
おまけにお金も貰えるおいしいポジションです(普通に受けたら10万円くらいかかる)。

ようやくインターンが決まり、7月3日からカリフォルニア州のオークランド・バークレー
エリアに2ヵ月弱行って来ます。インターンから帰ったら即、大学の友達が遊びに
来るので今後もバタバタしそうですが、ようやく夏の予定が決まり一安心。


2010/06/17

English Bay

ほとんど写真ブログと化しています。アラスカから帰って来てから早速
色々忙しくてなかなか書く時間がありません。

とりあえず昨日ダウンタウンから撮ったEnglish Bayの夕焼けを。








家の近くのクローバー畑(?)も花が咲いて綺麗です。



来年、大学院が終わったくらいにバンクーバー滞在中に撮った写真を使って
写真集orカレンダーを作ってみたいと思う今日この頃です。

2010/06/11

キョクアジサシ(Arctic Tern)

地球上で最も長い距離を移動する生き物。
南極から北極へ。北極から南極へ。だからキョクアジサシ。

アラスカの短い夏の間に子育てを終え、再び南下の旅に出る。
氷河の前を舞う姿は圧巻。





2010/06/10

Alaska - Icy Strait Point, Hubbard Glacier

家族が遊びに来ていてアラスカに来ています。
とりあえずここ数日の写真をアップ。







2010/06/01

今更コスタリカ

コスタリカスタディ・ツアー帰国後ずっと書いていた課題のペーパーを
終わらせたので今更ながらコスタリカについてちょっと書きます。
写真はたくさん載っけたのに何も書かなかったので遊びに行ったと思われては
困るので(笑)(遊びもしましたけど)

まずコスタリカってどこやねん?という方↓


北米と南米を結ぶ一番くびれた部分の下の方です。
ニカラグアとパナマの間に挟まれた小さな国。面積は四国と九州を合わせたくらい
だそうです。人口は400万人ほど。横浜市よりちょっと多いくらいですね。

行きのルート(Seattle→Houston→San Jose)を線で結んでみたらかなり直線距離
で行ったことが良く分かります。


さて、コスタリカ国内では何処にいたかと言うと・・・

・到着した日(5/3)と最終日(5/14)は首都のSan Jose市内(地図中央付近)のホテル。

・5/4~5/10はCATIEという熱滞雨林研究で有名な研究所(Turrialba市というところ)

・5/11~5/13は太平洋側のNicoya近辺に2泊、Samaraに1泊しました。

授業について

このスタディ・ツアーの大半は授業だったので、室内講義半分、
野外講義+サイトビジット半分、という感じでした。
テーマは生態系サービス(Ecosystem Services)、気候変動適応(Climate Change Adaptation)、Policy Analysis(政策分析)の交わるエリア、ということでかなり広範囲をカバーする
アンビシャスな授業。今年初開講で、今後CATIEとは継続的にパートナーシップを
結んでいくということなので、実験的な部分も結構あったようです。

水問題に焦点を当てたサイトビジットが多く、個人的にこの授業名を勝手に付け
させて頂くと、"Watershed Management in the Face of Climate Change"
という感じ。大雑把に言えば、不確実性が多い中でどのようにして持続可能な
水系の管理を行っていけば良いか、ということ。土地利用、農業化学、水質学、
資源管理などの分野が交差し、今後世界的には大問題になるであろうホットトピック
なので興味深かった。個人的にはこれまであまり水問題に興味を持ったことはなかった
が、これを機会にもっと学んでみたくなった。

参加したメンバーも多様。うちの学部だけではなく、お隣のIRES(Institute for Resources,
Environment and Sustainability)、森林学部、はたまた水産学部の人達もいた。
平均年齢がかなり高く、過半数の人がアラサー(既に死語?)で子持ちだった。
マチュアなグループは自分にとっては非常に居心地が良かった。
サイエンスのバックグラウンドを持った人が結構多かったので、お互いから習うことも
非常に多くて有意義だった。


番外編

日曜日は現地の人が誰も働かないので自動的にオフ日。
全体を通して2日丸々自由行動の日があり、1日はキャニオニングという
アクティビティをした。
ハーネスを付けて滝をロープで下り、木々の間をジップラインというケーブルに
ぶら下がって移動する、コスタリカのエコツアーを代表するアウトドアスポーツ。
(日本でも群馬の水上とかで出来るみたいです)









これがまた良く出来ていて、楽しい!みんな大はしゃぎ。
途中ナマケモノにも遭遇しました。


San Joseに帰る前日、実質最終日は1日ビーチで自由行動。
その写真は以前に載せたのでそちらをご覧下さい。

この日は朝からビールを飲み、3時間くらい海でプカプカ浮いてました。
午後からは波が出てきたのでボディーボードを借りてみんなで波乗り。
普段は慢性ビタミンD不足のバンクーバー人達は照り付ける太陽を浴びて
喜んでいましたが、浴びすぎてかなり重度の日焼けをしてる人もいました。
やっぱ白人はほんと焼けやすいです。と言いながらも自分もバンクーバーに
帰ってきてから背中の皮が剥けまくりでしばらくヒリヒリしていました。

食事

ほぼ毎日Gallo Pinto(ガヨ・ピント)と言われる豆と米の炒め物が朝・昼と登場。
これは典型的な中米料理らしいです。あとはArroz con pollo(米と鶏)、という
これまたGallo Pintoの豆を鶏肉にして少し味つけをひねった程度の料理も頻発。
とにかく毎日米と豆と鶏肉は良く食べました。最終日くらいになるとさすがにもう
豆はいいや、という感じでしたが・・・

あとは熱帯地域らしく、毎日フルーツは大量に食べる。
パパイヤ、マンゴー、バナナ、グアバ、パイナップル、更には見たことのない
種類の果物がたくさん。あまり生野菜が出てこないので、果物はリフレッシング
でなかなか良かった。



まとめ、というか全体的な感想としては、コスタリカという国は非常に
ユニークな国だな、と思いました。中米の優等生、と言われる経済・政治の安定を誇り、
世界の0.02%の陸上面積に世界の5%もの生き物が住む特異な場所です。
ただ、北米、特にアメリカの影響を強く感じました。アメリカ資本のお店が多く、
お金も米ドルが普通に使えます。観光客も毎年アメリカから大量に訪れる。
なので、中米通の知り合い曰くコスタリカは他の中米に比べるとかなりアメリカナイズ
されていて、観光客ウケするようなところがある、ということでした。

というわけで、真の意味でオーセンティックなラテンアメリカ、ではない
かもしれませんが「初めてのラテンアメリカ入門編」の行き先としては
決して悪くないと思います。特に治安が心配される中南米ではかなり安全な方なので。


最後に、この国の軍隊を持たず教育と環境保護に力を入れるプログレッシブなところは
多くの先進国が見習うべき点だと思いました。

ある人が言っていた

"Our teachers are our soldiers"
(教師が我々にとっての兵隊です)

という言葉が特に印象的でした。