2011/03/22

3月の鳥

地震の映像ばかり見ていても疲れてしまうと思うのでたまには可愛い鳥達の写真も。

先週まで遊びに来てくれていた大学時代の鳥友と見に行った時に撮ったもの。
天気が悪い日が多かったがいくつかいい写真が撮れた。

ハクトウワシ

ハクガン

ヒメキンメフクロウ

ハイイロチュウヒ

ヒメハジロ

コミミズク

コミミズク

コミミズク

ハクトウワシ幼鳥

2011/03/18

カナダから出来ること

明日で、震災から1週間が経つことになる。
この一週間は、僕も他の日本人留学生同様、睡眠不足と集中力低下が著しかった。
無理もない、毎時毎分更新されるニュースをチェックせざるを得なかった。
しかし、当然のことではあるけど、いくら多くの情報を仕入れてたとしても震災を実際に
経験した当事者でなければ分からないことがたくさんある。
主に不安と悲しみ、という感情の部分。そこが傍観者と当事者の間に存在する超えられない
大きな壁だ。傍観者はとかく物事を客観的に冷静に見すぎてしまう傾向がある。僕もそう。
仕方のないことではあると思うが、そこは傍観者側が特にセンシティブでなければダメだ、ということを学んだ。

また、こちらでは"Pray for Japan"というキャンペーンが大々的に行なわれているが、
他の人も言っているように、prayで終わっていてはいけない。Take actionまでもって
行かなければ本当に意味ある変化は起こせない。今回の震災に関らず、他のグローバルイシューの多くにも
当てはまることだと思うが、関心を持つことと実際に行動を起こすことの間には大きな
大きな差があると個人的には思っている。

微力ながら傍観者であるこちらが主体的に起こせる行動と言えば募金活動。これに尽きる。

僕のブログなんて見ている人は少ないだろうが、もし海外から見てくださっている
方がいれば、改めて募金をしよう、と呼びかけたい(既にしている人も多いだろうが)。
バンクーバーでは街頭募金は毎日街のどこかでやっている。UBCではSUB内、
ダウンタウンはRobson&Granville周辺で街頭募金が行なわれている。

街頭でなくても、ネットからでも簡単に募金が可能。広く知られているのはカナダ赤十字社のサイト↓
Canadian Redcross

家も家族も何もかも失ってしまった人の身になって考えるのはいくら想像力豊富でも
なかなか難しいことだが、できるだけ傍観者ではなく当事者意識を持った行動を
心がけたい。そしてこれを機に、自分の国に関らず今後ニュース等で見聞きするであろう
世界での出来事に対しても同じような姿勢で受け止めれるようになりたい。
人の痛みが分かる人間になりたい。

最後になりましたが、今回の震災で直接・間接的に被害にあわれた方に心から
お見舞い申し上げます。

2011/03/12

東北関東大震災

一昨日の夜、現在日本から遊びに来ている友人の携帯が鳴り、地震のことを知った。
テレビから次々に流れる想像を絶する映像を前に、9.11の時と同じような非現実感があった。

UBCの大学当局も今回の地震により直接、間接的に被害を受けた人を対象に直ちに
連絡相談窓口を設け、カナダの赤十字社経由で寄付金集めも始まっています。

天災だけで既に相当な被害が出ていると思われるので、今後人災がないことを
祈るばかり。

海外にいると何もできないのがもどかしいですが、1人でも多くの人の生存・救助を
祈っています。

2011/03/03

論文書きについてのメモ

友人が来ていた間中断していた修士論文。
現在第三章の書きかけ、といった感じ。まだ道は長い。

指導教官に言われたことと、自分で書いてて常に思うことをメモ。

・論文の序章は「この論文の目的は~」というところから必ず始める。
それによって読者がすぐにこの論文が何についてか、というフレーミングが出来る。

これは自分としては少しジレンマで、「目的は~」という部分を理解してもらう
ためにはある程度背景知識を説明してからではいけないと思ってしまう。だけど、
背景から説明していると「目的は~」という部分に到達するまでがあまりに冗長に
なってしまう。これを解決するためには常に読み手の立場に立った書き方を意識すること。
書き手の頭の中のロジックで進めない。
「~は~である。何故なら~、~だから」というトップダウンの書き方をするべきで、
「~で、~で、~だから~である」というボトムアップの書き方ではダメ。

・章立てとスコーピング


以前に章立ての難しさについて少し書いたが、未だに何を"Introduction"の章に入れ、
何を"Methods"の章に入れ、何を"Model"の章に入れるか迷う。多分それぞれの意味を
厳密な意味で自分が理解出来ていない、という理由の他に「どういう読者を想定するか」
というスコーピングの部分も大きく関わっているんではないかと思う。
ある程度自分が書く内容に関して前提知識を持っている読者を仮定するならば
Introductionからいきなり割と突っ込んだ話をできる。もし万人が読んで分かる物を書こうと
すると前置きが長くなる。修士論文というのはその点でどういう位置付けにあるのかよく
考えるべきなんだろう。

・参考文献、脚注、付録等に譲る内容の判断


自分の論文のコアは何なのかをかなり厳密に定義し、論文の本筋に含めるべき内容と
含めない内容の優先順位付けをする必要がある。これもいちいち結構悩む。