明日で、震災から1週間が経つことになる。
この一週間は、僕も他の日本人留学生同様、睡眠不足と集中力低下が著しかった。
無理もない、毎時毎分更新されるニュースをチェックせざるを得なかった。
しかし、当然のことではあるけど、いくら多くの情報を仕入れてたとしても震災を実際に
経験した当事者でなければ分からないことがたくさんある。
主に不安と悲しみ、という感情の部分。そこが傍観者と当事者の間に存在する超えられない
大きな壁だ。傍観者はとかく物事を客観的に冷静に見すぎてしまう傾向がある。僕もそう。
仕方のないことではあると思うが、そこは傍観者側が特にセンシティブでなければダメだ、ということを学んだ。
また、こちらでは"Pray for Japan"というキャンペーンが大々的に行なわれているが、
他の人も言っているように、prayで終わっていてはいけない。Take actionまでもって
行かなければ本当に意味ある変化は起こせない。今回の震災に関らず、他のグローバルイシューの多くにも
当てはまることだと思うが、関心を持つことと実際に行動を起こすことの間には大きな
大きな差があると個人的には思っている。
微力ながら傍観者であるこちらが主体的に起こせる行動と言えば募金活動。これに尽きる。
僕のブログなんて見ている人は少ないだろうが、もし海外から見てくださっている
方がいれば、改めて募金をしよう、と呼びかけたい(既にしている人も多いだろうが)。
バンクーバーでは街頭募金は毎日街のどこかでやっている。UBCではSUB内、
ダウンタウンはRobson&Granville周辺で街頭募金が行なわれている。
街頭でなくても、ネットからでも簡単に募金が可能。広く知られているのはカナダ赤十字社のサイト↓
Canadian Redcross家も家族も何もかも失ってしまった人の身になって考えるのはいくら想像力豊富でも
なかなか難しいことだが、できるだけ傍観者ではなく当事者意識を持った行動を
心がけたい。そしてこれを機に、自分の国に関らず今後ニュース等で見聞きするであろう
世界での出来事に対しても同じような姿勢で受け止めれるようになりたい。
人の痛みが分かる人間になりたい。
最後になりましたが、今回の震災で直接・間接的に被害にあわれた方に心から
お見舞い申し上げます。