2010/08/11

日本食はやはり美味しい

居候中の家の主が二週間くらい前からオーストラリアにバカンスへ
行ってしまったので、その間は家が近所の人の溜まり場となっている。
特にお向かいのドイツ人家族はちょうど部屋の中のペンキの塗り替え中なので
ほとんど一家総出でこっちの家に引っ越して生活している。
毎晩7~8人で晩ご飯を食べているので賑やかで楽しい。

今日は、「日本食を食べたいし習いたいから作ってくれ」という以前からの
要望に応えて、僕がヘッドシェフとなって日本食ナイトとなった。
メニューは冷しゃぶサラダ、冷や奴&葱ダレ、五目ご飯、味噌汁。
子供達含めた4人くらいの部下達に「はい、じゃあこれ切って」とか「これ
すりおろしておいて」とか言って細かい作業は全部外注。気分がいいものです(笑)

このドイツ人一家のお父さんのお父さん(子供達のおじいちゃん)は
2年間藤沢のIBMで働いていたそうなので父ちゃんは日本についても詳しい。
熱心に僕の料理を横で見ながらiPhoneに手順を打ちこんでいた(笑)

みんな喜んでくれたのでよかった。


明日の夜からヨセミテの奥地に4日間のバックパッキングに出かけて来ます。
テントも無しで、全部野宿。標高4000mくらいのピークに登ります。


コンピューターは男性名詞か女性名詞か?

一昨日MS Office 2010をラップトップにダウンロードした。
その関連で何回もパソコンを再起動したり、この際だから、と色々無駄なソフト
を削除したりしていた。そうこうしてるうちにふと気づくとマイドキュメントの
中身がごっそり消えていることに気づいた。
バックアップは定期的にとっているが、最も最近の写真+iTunesに入っていた
曲が全て消えた。

ガーン・・・

と思ったのも束の間、一昨日の時点までパソコンのシステムを復元して
みようとしたりあれこれ試してみたが、どれも駄目。諦めかけた頃、ふと何かの拍子で
間違えてCドライブじゃなくてDドライブを開くと、そこに無くなったと思っていた
元のマイドキュメントがあった。まさか勝手にドライブ間を移動するなんて思ってもないので、
検索にかけた時にDドライブは含まなかった。なんじゃこりゃ。

ググってみたら、Dドライブにマイドキュメントを移動するのはとりあえず
Cドライブの空き容量を増やしてパソコンを高速化する常套手段らしいことが
分かって、どうせならそのままにしようと思いますが、勝手に移動したなんて
話聞いたことないです。

こんなことってあるんでしょうか?

まあ何はともあれ見つかったので良かった。ホッ。


たまにパソコンは訳分からんことがあるのでその度にエラく時間食われます。
もうちょっとパソコンに詳しかったらなあ、と毎度思う。

パソコンを男女に例えたアメリカンジョークを昔知り合いに教えてもらった
ことを思い出したのでついでにご紹介(意訳by僕)。以下です。ブラックで笑えます。


+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

A Spanish teacher was explaining to her class
that in Spanish, unlike English, nouns are designated as
either masculine or feminine.
(あるスペイン語の授業において。先生は生徒達にスペイン語では英語と違って
名詞に性があることを説明していました。)

"House" for instance,is feminine: "la casa."
(例えば「家」という名詞は女性名詞。よって"la casa")

"Pencil," however,is masculine: "el lapiz."
(一方、「鉛筆」は男性名詞なので"el lapiz")

A student asked,
"What gender is 'computer'?"
(そこである生徒が「じゃあコンピューターはどっちですか?」と質問した。)

Instead of giving the answer, the teacher split the class into
two groups, male and female, and asked them to decide for themselves
whether "computer" should be a masculine or a feminine noun.
Each group was asked to give four reasons
for its recommendation.
(先生はすぐに答えを教えるのではなく、クラスを男女別々の2グループに分けて
コンピューターは男性名詞にするべきか女性名詞にするべきかを討論させることにした。
それぞれのグループは自分達の主張を支える4つの根拠を示すように言われた。)

The men's group decided that
"computer"
should definitely be
of the feminine gender
("la computadora"),
because:
(男チームはコンピューターはどう考えても女性名詞("la computadora")
にするべきだという結論に達した。なぜなら:)

1. No one but their creator
understands their internal logic;
(理由1 創造者以外の人にとってはコンピューターの内部構造やロジックは理解不能だから)

2. The native language they use to communicate
with other computers is incomprehensible to everyone else;
(理由2 コンピューター同士が使う固有の言語は他の人にとって意味不明だから)

3. Even the smallest mistakes are stored in long term memory
for possible later retrieval;
(理由3 どんなに些細なミスも、後々取り出し可能なように長期メモリに保存されてるから)

and

4. As soon as you make a commitment to one,
you find yourself spending half your paycheck on accessories for it.
(理由4 決心して買ったら最後、種々の付属部品やアクセサリ類を大量に購入するはめになるから)



The women's group,however, concluded that computers should be
Masculine("el computador"),
because:
(しかし、女性チームの方はというとコンピューターは男性名詞("el computadora")
であるべきだという結論に達した。なぜなら:)


1. In order to do anything with them,
you have to turn them on;
(理由1 とりあえず何をするにしてもまず電源を入れない(※turn onはスラングで[性的に]興奮
させる、その気にさせる、という意味))と何も出来ないから)

2. They have a lot of data but still can't think
for themselves;
(理由2 データは確かにたくさん持っているが、結局は自分の頭で考えることは
できないから)

3. They are supposed to help you solve problems,
but half the time they ARE the problem;
(理由3 問題解決を手伝ってくれるもののはずだが、ほとんどの
場合はそれ自身が問題の種だから)

and

4. As soon as you commit to one, you realize that if you
had waited a little longer,you could have gotten a better model.
(理由4 決心して買っても、ちょっと待っていれば更に良いモデルが手に入ることが
ほとんどだから)



The women won.
(女性チームが勝ちました。)

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よってスペイン語でコンピューターは男性名詞、el computadorです。

なんか悔しいなあ。

2010/08/08

Google本社潜入

今日はカリフォルニアに住んでいた小学校時代の友人と会う約束を
していたので、スタンフォードまで迎えに来てもらって一緒にお昼を
食べた。彼は学部時代に2年連続でグーグルの夏インターンを経験し、
1年前から正社員として働いている。今は携帯プラットフォームAndroidの
プロジェクトに関わっているそうだ。

グーグルと言えば、毎日社員は無料のランチが食べ放題で、無料送迎バスがあり、
オフィス内にはビリヤードテーブルやファンキーな会議室があることで知られる。
それこそ「グーグル本社」とでもググれば遊び心満載の名物オフィスの写真が大量に出てくる。
これとかこれとか

最早世界に知らない人はいらないくらいパソコン生活の隅々に浸透しているし、
かなり便利で賢いアプリケーションを次々に世に無料で送りだしているので
コンピューター専攻の人にとってグーグルで働くことはドリームジョブだ。
しかも職場は上記のように至れり尽くせりの羨ましい環境なので、人気がない
はずがない。なんと1日に3000通も履歴書が送られてくるとか・・・

社員は1ヶ月に2人までゲストをランチに呼べる、と聞いていたので前々から
「食わせろ」とおねだりをしていたが、今回はあいにく僕が平日働いているので
予定が合わず、週末に会うことになった。ランチは食べれないがキャンパス(IT系の
会社は本社のあるオフィス群をキャンパス、と呼ぶ)の見学は可能だったので、潜入してきた。


まずはandroidの開発オフィスへ。
変なドーナッツやらカップケーキのオブジェが並んでいる(笑)
これは、AndroidのOS名が全部お菓子の名前(Cupcake,Donuts)とかなので、
それにちなんでどんどんオブジェが増えているんだそうだ。

メインキャンパス。

お馴染みグーグルカラーのパラソルが並ぶ。カフェテリアの野外スペースだ。

キャンパスのど真ん中にビーチバレーのコート(笑)
その外にもプール、ジムなどが完備されている。

中に入るのにゲストパスを発行!
ここからは室内だったので生憎撮影禁止でした~。

入口入ってすぐにはGoogle Earth体験室、というのがあって、プリクラ撮影機を
でかくしたようなスペースに入ると360°Google Earthの映像が映しだされている。
真ん中にあるコントローラーを使って普通のGoogle Earthのように操作できるが、
まるで自分が空を飛んで移動しているような感覚になる。これはマジで凄い!
楽しくて30分くらい遊んでしまった。バンクーバーの自分の家を友達に見せてあげたり、
プチ・バンクーバーツアーもした(笑)

他にも、有名人が来るたびにポラロイドカメラで一緒に記念写真を撮ってる名物社員の
コレクションが壁に貼ってあったり。来社した人達は錚々たるメンバーで、
オバマ大統領からナタリー・ポートマン(羨ましい!)まで、ありとあらゆる業界の
著名人がグーグルを訪れていることが分かる。日本人では竹中平蔵の写真がありました。
ノーベル経済学賞受賞者のスティグリッツや、DNAらせん構造の共同発見者ワトソン
なども来ていて、これらの生写真を見てちょっと興奮してしまった。
ノルウェーの王子夫妻と肩組んでる写真もあり、こんなカジュアルで
いいのかよ、と思った。さすがアメリカ西海岸(笑)

その後はその辺に転がっているグーグル自転車を借りて、キャンパス内を
サイクリング。
サッカーフィールドやバスケコートまである。
グーグル通りも発見!



友人はさぞかしいい給料を貰っているんでしょうが、ボロ車でかなり質素な
生活をしていた。小学校以来人が変わっていなくてちょっと安心(笑)
ただ、明らかに肥えてました。グーグルに入ると食べ放題のカフェテリアのせいで
5kgは太る、と言われているらしい。なんか、2ヵ月前に乗ったアラスカクルーズ
(うちの家族は通称「飽食船」と命名)の異常な量の食べ物を彷彿とさせる話だ。

そんな羨ましいグーグルですが、今朝のサンフランシスコ・クロニクルでは
ちょうどグーグルの人材獲得能力に陰りが見えてきた、という話が載っていた。
クリエイティビティを発揮したい個人には組織として大きくなりすぎてきて、
最近の優秀な人材はFacebook,Twitter,などのスタートアップ系の会社に引き抜かれて
いる。Facebookの役員の1/4だかは元グーグルのマネージャー級の人材らしい。
昔一世を風靡したYahoo!が徐々にGoogleに地位を奪われたように、Googleも
若くて勢いのある、小さい企業に徐々にその地位を揺さ振られている。
そうやって今は小さいが、将来性のあるベンチャー企業にどんどんと人材が移っていく
ことによりその企業が成長し、「将来のグーグル」となる。

大企業になってしまっては魅力的ではない、というのが日本と大きく違う所だ。
日本でも近年優秀層がベンチャーに流れる傾向にあるが、やはり大半の一流大学の
卒業生は大企業志向がかなり強い。まあ文化的な土壌が全然違うのであまり比較しても
しょうがない気もしますが。
友人も、ずっとグーグルにいるつもりは全くなく、数年働いたら大学院に行って、
その後はどこかスタートアップで働きたい、と話していた。

色々と興味深い1日でした。

Stanford訪問

家族関係の繋がりで、小さい頃からお世話になっているスタンフォードの教授夫妻の
お宅に週末を使ってお邪魔してきました。
スタンフォードは、ガキの頃に弟とローラーブレードをして遊んだ記憶しかない。
当時は有名な大学だ、という認識すらなくとにかく広い公園だなあ、と思っていた。

改めて来てみてみると、やっぱり半端じゃないスケール。
Wikipediaによれば敷地面積は3300ヘクタール。といってもピンと来ないでしょう。
東京ドーム850個分らしいです。といってもピンと来ませんね(笑)
(この東京ドーム~個ってのは巨人のプロパガンダなんだろうか)
まあ要するにメチャクチャ広いんです!

アメリカ西海岸の州立と私立の雄、と言っても良いUCバークレーとスタンフォード
ですが、距離的には比較的近いにも関わらず気候といい、建築様式といい、雰囲気といい、
全然違うので面白い。

バークレーはゴールデンゲートブリッジから入ってくる霧を正面で受けるので
夏でも寒くて霧の日が多い。大学の建物は、直線的なラインが多く、東海岸的な建築様式。
学風としては伝統的にかなりリベラル。ヒッピー文化発祥の地だ。学生はアジア人が多い。

一方、シリコンバレーの中心に位置するスタンフォードはとにかく雲一つない晴れが
ひたすら続き、暖かい。大学の建物は完全にスペインのミッション系で、大学というより
オリーブ農家のような雰囲気。日本の神戸女学院関西学院大学と似ている。
(両方ウィリアム・メリル・ヴォーリズによるもの)
学風はこちらも自由だが、裕福な家庭の子供が多くバークレーよりも
エスタブリッシュメント、という印象。バークレーの知人曰く「スタンフォード
は金髪でポニーテールでテニスしてるイメージ」らしい。
あながち間違いでもないと思う(笑)

北海道大学、UBC、と国公立の広い大学を今まで経験してきましたが、
更に敷地が広く、私立の大学に久しぶりに来てみて、やはり金があるなあと
感心してしまった。日本の大学でも私立に行くたびに施設の豪華さにびっくり
していたが、スタンフォードは桁が更に違うな、と感じてしまった。

しかしこれだけ土地があっても、行政の土地利用政策との関係で
これ以上建物は造れないらしく、そのせいで大量の本が全て電子化される
計画だそうだ。シリコンバレーの大学らしくトップも工学系の人で、
彼らにとっては書籍の電子化は効率がよく「無駄」なスペースもとらないので
どうしてもそういう方向になるのだそうだ。一方で日本史の教授である知人
曰く、アジア系などアルファベット以外の文字を使う言語を研究対象とする歴史学者
や言語学者達は、電子書籍化による検索性の恩恵は受けず、おまけに紙の
本を俯瞰的に眺めることによる意外な発見こそ大事にしたい、という根本的な
考え方の違いを持っている。なので電子書籍化には猛反対しているそうだ。

「最新の情報ほど重要性の高い分野の人達と、歴史学者のようにオリジナルの古い
ドキュメントに価値を置く分野の人達ではそもそも考え方が違う。工学系が
実験用のスペースが必要なように、歴史系は紙の本を置くスペースが必要なんだ。」
と仰っていた。

大学も色々大変ですね。













Woods Institute for the Environmentが入る建物。
ここのE-IPERというPhDプログラムは面白そう、と思ってチェックしていたので
建物だけ見に行ってみた。週末だし夏休みなので建物もロックされ人影一切なし。

建物にはYahoo!の共同設立者Jerry Yangとその奥さんであるAkiko Yamazakiさん
という日本人の方の名前が刻まれている。

2010/08/04

でかいスクリーンがいい

今インターンの職場では、毎日モニタを2つ繋げたパソコンを使って
作業をしている。僕がやっている産業連関分析、という経済分析は膨大な
データが横にも縦にも続くから、これがあるととても便利。
贅沢を言えばスクリーンが3つあってもいい。デイトレーダーみたいだ。

今、久しぶりに自分の小さなLet's Noteでエクセルを開けたら、なんと
見にくい!一度快適な方法を体験してしまうと何事も後戻りが難しい。
家でも外部接続モニターを買おうかと検討中!

修士論文の骨組みが、段々と見えてきました。

2010/08/03

米国の組織文化

インターンもいよいよあと二週間少しを残すところまで来てしまった。
時間が経つのが早すぎる。

インターンの内容とは別に、こちらの組織で働いてみて感じたことを
忘れないうちに少しメモっておこう。非営利で研究主体の小規模の組織なので
あまり代表的な例とは言えないかもしれないが、出来るだけ一般化した形で。

1.分業、適材適所

北米の採用文化がそもそも日本のような新卒一括やローテーションを基本とした
総合職採用、という形で無いので当たり前かもしれないが、それぞれの
ポジションの役割がはっきりしていて、それに適した人材がそこにいる。

研究担当は研究者やアカデミアの人間、広報担当は元ジャーナリスト、
オペレーションや会計は元大企業のファイナンス出身、という風に。
組織内の分業がきっちりしていて、「何でも屋さん」みたいな人があまりいない。
それに応じてか、個々人のキャラも適材適所。研究者の人達は冷静でもの静かな
タイプが多く、オペレーションやファンドレージングを行う人達はテキパキ、元気、
という感じ。日本のように色々部署をまわされると組織の全体像が良く見え、
こちらのように専門性がはっきりしているといちいちゼロから教育しなくて
いいし効率的かつ効果的。どちらもそれぞれ良さ・悪さがある。

2.新陳代謝の速さ

組織が発足した当時からいるスタッフ、というのがほとんど皆無。
2~3年でスタッフがごっそり入れ替わる、という。
養老孟司が確か『バカの壁』の中で「昨日の自分と今日の自分は違う」と言っていた。
毎日多くの細胞が死に、多くの細胞が新たに生まれているから、1ヵ月も経てば
全ての細胞が新しい物に変わっている、という訳だ。
組織についても同じことが言える。組織の名前(身体の外見)は一緒でも
中身(細胞)は大きく変わっている。それでもアイデンティティを保てるのは、
同じ機能(スキル・専門性)を持つ細胞(人材)が死んだら(ポジションが空いたら)
同じ機能を持つ細胞が代わりに入る(採用される)から。そして、引き継ぎが
スムーズにいくように、仕事内容はできるだけシステム化されているから
「うちのやり方」みたいなのが保たれる。

この事実は1.と深く関係している。というか、2.を可能にするには1.というシステム
が必要、というべきだ。北米のようにあまり定住せず職を転々とする文化では
抜けたポジションを同等のスキルを持つ人がreplaceし続けるシステムにならざるをえない。
だから自分のスキルが何か、というのを明確にして、それに適した場所に入ることが
求められる。更に溯って高等教育もその1つのステップという位置付けになる。
(「長所は持ち前のやる気と根性です!」じゃダメな世界)

日本のシステムは言ってみるならば最近話題のES細胞のような人を採用して、
その企業独自の文化や必要とされる職種に応じて変化してもらうことを前提としている。
「ポテンシャル採用」、という言葉はまさにぴったりな表現に思える。


3.とにかく前へ


COO(チーフ・オペレーション・オフィサー)の人がブルドーザーのような女性
で、とにかく組織を前進させる。日本でよく「二人三脚で~」というような
表現をするが、うちの組織を見ている限りみんな足並みを揃えて、という
より1人圧倒的なリーダーシップを取る人がいて、ヒモが解けようが
途中で数人転びようがとにかく前進。全員ひきづってでもゴールを目指す、
そんな印象。よく外資系企業は仮説思考でとにかく前へ進む、というような
ことを聞くが、こういうことなのかな、と思った。
日本企業が「じゃあ、1,2,3で右脚から先ね。ヒモはちゃんと解けないようにキツくね」
なんて言ってる間に海外勢にアッという間に追い越されるのも分かる気がする。

4.超フラット

組織全体のシステムを取りまとめる的なポジションについている女性、
なんと22歳でした・・・。態度のでかさと役割的に自分より年上かと
思っていたが、大学卒業したてかよ。。自分より二周りくらい上の世代の
人達を立派に仕切っております。日本じゃまず考えられないですね・・・

そこで「あの生意気な小娘が・・・」とならないのは、まあ文化の違いだから
しょうがないですがやはり気持ちがいい。仕事ができるなら、年齢なんて細かいこと
言わずやらせてやればイイじゃない♪というノリはホント楽。

結論

どれも、よく組織文化の違いで挙げられる一般論ですが、それを身をもって実感。
と同時に、一般論ってさすがに結構正しいことを言っているんだな、と実感。

日本と比較してどちらが優れているか、ということを言いたい訳じゃない。
逆に「本当に一長一短だ」ということを再確認しただけ。
日本が圧倒的に優れていると思う点もあればこっちのほうが明らかにmake senseする、
と思う点もある。ただ、やはりこちらの組織文化は等価交換、定量化、一物一価
という資本主義と親和性の強い概念があらゆる面に色濃く反映されていると思う。

しかし、グローバル化という名で実はかなりアメリカナイゼーションが進んでいる
経済の中では、最早好き嫌いと言う問題ではなく、嫌でも国際ルール(という名の
アメリカンルール)に従わないとゲームで不利になる、という厳しい現実がある。
最近日本で話題の「社内英語公用語論」なんてまさにこちらから進んでそちらの
プレイングフィールドに合わせます、と宣言しているも同然。確かに英語は世界
共通語だから当たり前、と言うのも分かりますが・・・
個人的には英語の出来る人材の株が更に上がるので喜ぶべきなのかもしれないが、
日本人としては「日本語に誇りはないのか!」と少し言いたくなってしまう。
別にナショナリストじゃないですよ。留学すると日本が好きになるんです(笑)

「美しい日本文化・日本語を守りましょう」というのもどうかと思うが
あっけなく他言語をオフィシャルとして採用しちゃうのは、どこか古い建造物
を平気でぶっ壊しちゃってきた日本の歴史と相通ずるものを感じてしまう。
(フランス人なら「シンジラレナーイ」と言うでしょう)

なんかあっちゃこっちゃ話が飛びましたが、要するに卒業後どこで働こうか
(国,機関含めて)、ということが目下の悩み事である僕にとって更に悩みは
増えるばかりなのであります・・・

助言・反論・意見、歓迎。

2010/08/01

アイパッドならぬアイパット

今インターンで扱っているエコロジカル・フットプリントの概念と
関係の深いアイパット、という考え方がある。
ちなみに会話の中で使ったらほぼ確実にiPadと聞き間違えられる。

I=P×A×T
Impact: 人間が環境に及ぼす影響力
Population: 地球全体の人口
Affluent: 1人あたりの所得
Technology: 1ドルあたりの所得が環境に影響を与える影響力


ジェフリー・サックスのCommon Wealthの中でも書かれているシンプルな方程式
ですが、因数分解的に考えられるので頭を整理するのには良い。

現在、世界的にPの増加は避けられない。
Aを下げろ、とも言えないのでやはりTをどうにかしなければならないことになる。

持続可能な発展とは簡単に言えば「Aを上げながら同時にTを大幅に下げていく」ということだ。

そのために再生可能エネルギーの開発や電気自動車などの普及は欠かせない。
しかし、TはTechnologyの略、ということになっているが、個人的には技術に頼る前に
出来ることがたくさんあると思っている。それは個人のライフスタイルに関わるあらゆる
選択においての細かな心掛け。

今ステイしている知人の2人はその点凄い。2人とも生態学者で、熱心な性格な
こともあるが、ここまですれば他の人に注文をつける資格があるな、と思わせる。
例をあげれば

・野菜など生鮮食品を入れるプラスチックの袋まで全てリサイクルするので
買い物で袋は一切使わない。

・半径15kmくらいの移動なら全て自転車。

・物を洗う時は本当にチョロチョロとしか水を流さない(本当に洗えてるのか些か疑問)

・ゴミは1週間にスーパーの袋1袋分しか出さない(これは驚いた・・)

ゴミの少なさは特に驚いたが、秘訣はやはり包装物の細かな使い回しと、
家庭菜園でほとんどの物を育てているので食べ物をあまり買わずにすむからだろう。

どれも必要に迫られれば出来ることだが(金銭的インセンティブや昔のように
そもそもプラスチックの袋など無かったときなど)、今の世の中でこういうことを
コツコツとやるのは根気と慣れが要る。しかし2人はあまりに無理なく自然とやって
いるので幸い僕も知らぬ間にその癖が身についてしまった。良いことだ。

アメリカはこういうストイックな人と、信じられない程無関心な人の両極端が
存在する。やはりありとあらゆることが二極化している社会だ。