今日はいつもの欧州組とウィスラー。新しく雪は降っていなかったが
一週間寒さが続いていたので雪質は○
帰宅して適当に野菜炒めを作って食べていると、スキーに一緒に
行ったいつものスイス人O君登場。スーパーでインゲン豆を買ったけど
スイスでは使わない食材だからどう調理していいか分からない、教えてくれ、という。
インゲンねえ、茹でてマヨネーズつけるか炒め物にでもしたら?と
言ってもあんまりピンと来てない様子。
料理は好きだけど、ばりばりスイス大好きのヨーロッパ人なのでアジアンな料理は
基本の「き」の字も知らないようだ。
という訳で急遽即席炒めものレッスン開始。
確かにヨーロッパ人ってあんまり炒めものとかしないのかもねえ、なんて
話をしながらとりあえず手持ちのインゲンと玉ネギで炒めものを作ることに。
インゲンは水をかけてレンジでチンして予め少し柔らかくした。
調味料は僕が鶏ガラスープの素と醤油を提供し、あとは塩こしょうとニンニク。
僕:「炒めものはスピードと思いっきりが大事です。
はい、じゃあまず中華鍋をマックスに熱して油をひいて!」
O君:「油はどれくらい?何デシリットル?」
僕:「(笑)そんなん適当でいいんだよ適当!」
O君:「これくらい?(ドボドボドボ・・・)」
僕:「イヤイヤイヤ(汗)それはいくらなんでも入れすぎでしょ!
それじゃ炒め物じゃなくて揚げ物になっちゃうって!」
O君:「だからどれくらい入れるか聞いたんだよ。チーズフォンデュもね、適当に
作ってるように見えて実はバランスが大事で、白ワインXXmlに対してヴァシュラン
とグリュイエール半々をXXg入れて、それからトウモロコシ粉を入れて・・・etc」
僕:「はいはい、分かった分かった、いいから早くやろう!スピードが大事だって
言ったでしょ!はい、まずニンニク!」
と、こんな感じのやり取りを続け、隣りで見ているとあまりに遅いのでとりあえず
今回は横で見ててもらうことに。
ニンニクを入れてちょっと炒めてからすぐにインゲンと玉ネギを突っこみ、
ジャンジャン音を立てている間に調味料を入れてほんの2分くらいで調理終了。
目を丸くして唖然とした様子のO君。
「なんてエフィシェントなんだ!レシピを教えてくれ。
調味料はどれくらい入れるんだ?」
「今見てたでしょ?適当適当!」
ずっと横で見ていた中国人は笑いが止まらない。
まあ確かに炒めものごときで感動されたら中国人はおかしくてたまらないんだろう。
普段茹でたりオーブンでグリルしたり、とゆっくり時間をかける料理を
することが多い上、分量をきっちり量る性格なので、適当・目分量でスピーディーな
アジアンスタイルにえらく感動したようだ。
最後にO君がぼそっと一言。
「僕は細かいこと気にしすぎて早く効率的にやるのが苦手なんだよねえ」
うん、僕もそう思うよ。
無器用でウンチクが多いけど憎めないキャラのO君でした。
雨の小道
7 年前
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