院生になって変わったと思うのは、ちょっとしたペーパーを書く際にも
あたる文献の数が増えたし、セカンダリーソース(本とか)ではなく
プライマリーソース(主に論文)に頼ることが圧倒的に多くなったことか。
学部時代は図書館で本を探すことが多かったけど今はパソコンで論文のpdf全文
を探そうとググってることが大半。
あとは、論文らしいストラクチャーというか、紙の上で論理的に議論を展開する、
ということも多少はできるようになってきた気がする。英語という言語はやはり
ロジカルな文章を書きやすいんだな、と思う。
多少は進歩してるんかな・・・
どちらも学問をやる者として基本的なことだと思うけど、恥ずかしながら
今までちゃんと出来てなかったし、まだまだだと思う。ただ、これは個人的な
訓練不足もさることながら、日本の大学の学部教育がこういう基礎的なトレーニングを
組織的に叩きこんでくれない、ということもある気がする(別に言い訳してるワケじゃなく)。
熱心な先生に当たればラッキー、という感じで、多くの先生は先生ではなく研究者。
そういう意味でこちらの大学/大学院は方法論や学問の仕方、という一見前提のようだけど
トレーニングが必要な部分をしっかり指導してくれるので、そこは優れている点だと思う。
あぁ眠い。。明日の朝は授業なので今日はここまで。
また学問については今度ブツブツ書こうと思います。
雨の小道
7 年前
5 件のコメント:
確かに大学の先生=研究者だね。
だから、うちの先生は学生を“学生”じゃなくて一研究者として対等に見てくれるよ。
優れた研究を進めるにはとても良いことだけど、やっぱり最初はかなりきつかったね・・・
研究者となるとやはり妥協が許されないし、知識も自分から増やしていかないとならないし。
リンジーの日記を読んで、ただのブログなのに非常に順序だった説明で、「ああ、初等教育で文章を書く訓練を受けてた人の文章だな」と嫉妬した覚えがあります。
でも、小さい時から空気のようにそばにあっては中々気づけないことも(この場合論理的な思考、文章構成などの教育)、機会がなかった日本のみんなは、他人の長所を見ながら少しずつ改善してけばいいのではないでしょうか。
高校生までとんでもなく国語が苦手だった私は、非常に文章を読む力・書く力も「意識的」で、「なんとなく」うまくテストができたり作文が書けてしまう人より得したのではないかと開き直ってます。
もちろん、改善はこれからですが。
>kura
対等に見てくれるのは嬉しいけど
最初はアカデミアのルールとかマナー
とかを少しは教えて貰わないと困る
ってのもあるよね。
べったりってのも嫌だけど日本は
ちょっと放置しすぎな時があるから
なあ。。
>依利
訓練を受けてるのもそうだし、英語
って曖昧な文章とかロジックの
繋がらない文章を書きにくい言語
であることも影響してると思うんだ。
ま、でもLindseyはうまいよね!
機会がなくても気付いて自分でやる
人はいいけど、国民全体の底上げの
ためにはやはりトレーニングが必要
だと思うんだけどどうでしょう。
僕は今まで「なんとなく」で来たタチ
なので最近になってようやく意識的になりました。
確かに教育システムはだめだよねー
教師は目指さないけれど、人に教えるのはしゃしゃりな性格が功を奏して好きです。
先生自体、国語の先生は得意だったからなったんだろうし、数学も然りで、苦手な子にうまく教えたり、学生の興味をうまく引き出せる人がほとんどいない。
社会なんて暗記だと先生自体勘違いしてるしね。
もちろん問題の根幹が受験システムにあるのは明らか。文部省のせいでもあるのかな。
予備校の先生は、受験のテクニックに溺れてる人も少なくないけど、何人か教えるのが「上手な」人がいて、今でも国語で得た文章の読み方(構造を意識して読む、名詞よりは接続詞に注目せよ)を教わった気がするし、地理や数学でも好きな先生はいました。
公立の学校でも人間として尊敬できる先生はいたけど、教え方は、とくに今になってみるとみんな申し訳ないほどにイマイチでした。彼らもこの国の教育システムを経たんだからしょうがないけどね。
それに先生のせいにしなくていいように、自分で問いを立てたり問題を見つけて解決する方法や、その楽しさを教えられる、やや目上の他人(もちろん友達も大切だけど)が必要なんだろうね。
優秀な人の足を引っ張るのはよくないが、やはりみんなある程度の読解力や思考能力が身につくよう底上げしてほしいね。
得意だから教師なる、というのは
ホント教える側教えられる側お互い
にとって良くないと思いますね。
僕は英語は得意だけどそもそもの
文法構造を理解してないので人に
教えられない。逆に数学なんかは
分からない人の気持ちがよく分かる
ので(笑)、数学が出来る人の
「なんで分からないんだ!」という
フラストレーションなしに教えられる
気がします。
僕は予備校に行ったことがないので
予備校講師=受験テクニック教えて
くれる人、という偏見があるんだけど
行った人が言うには凄い良い先生
いるみたいだよね。確かに予備校の
先生が書いた参考書ってすっごい
分かりやすいのあるしね。金がかかると人間強いってことかな(笑)
>自分で問いを立てたり問題を見つ
>けて解決する方法や、その楽しさを
>教えられる、やや目上の他人
>(もちろん友達も大切だけど)が
>必要なんだろうね。
大いに賛成です。やっぱりマラソン
のように少し前を行く人を追い掛け
ながら、というのが自分のリミットを超えるための近道な気がします。
コメントを投稿