2009/04/24

キャリアのドア

働くこと、インターンについて本ブログからも
リンクしている内田樹さんが興味深いことを
書いていたので引用します。

『(略)実際にやる仕事は、キップのもぎりや物品販売や
楽屋弁当の配達とかそういう「雑巾がけ」である。
けれども、現場にいるとわかるけれど、どのようなクリエイティブな
仕事だって、要はそのような「雑巾がけ」の集積なのである。
「私は『そんな仕事』のためにここにいるんじゃない」といって
腕組みしているような人間は、どんな現場でも使い物にならない。
どんな仕事をするのかは自分で決めるのではない。
「これやって」というかたちで負託されるものである。
これから仕事を覚えようという人は「これやって」と言われて
「そんな仕事はできません」という言葉は口にしてはならない。
「そんな仕事はバカバカしくてできません」という場合でも、
「そんな仕事は私の手に余るのでできません」という場合でも、
それを口にしたら、とりあえずしばらくは誰からも仕事は頼まれない。
「しばらく」で済めばいいが、場合によっては「それっきり」
ということもある。つねづね学生さんたちに言っていることだけれど、
「キャリアのドアにはドアノブがついていない」。
ドアは向こう側からしか開かないのである。
自分でこじあけることはできない。
そういう基本的なマインドだけを学んでくれれば、インターンシップの
教育目的はほとんど達成されたと言ってよい。



なるほど、納得。
毎日の小さなこともバカにせずやります。
大事なことですね。

おやすみなさい。

5 件のコメント:

ryo さんのコメント...

勿論です!!

最近の若者は(私も若いつもりだけど)、
確実に文句が多い!
言い訳が多い!!
我慢を知らない!!!


例えば
昔、学校の先生は絶対的な存在だったけど
最近では学生から馬鹿にされる対象ですらあるよね…。

目上の人を敬う気持ちが失われつつあるせいか、変に自己主張の強い人が増えたのか
「従う」とか「倣う」とかっていう感覚が欠落してきてる感じ?

yk さんのコメント...

ryoさんも十分若いですよ!

最近の人は文句が多いんですか?
社会人、しかもちょっと
上の立場にならないとそういう
のって分からないんだろうなあ。

物に不自由しないで生活をして、
ゆとり教育で育てられた温室育ちの子達が多いから、っていうのが
最も一般的な解釈なんですかね。

でも文句が多いのは大人も親も
ですよね。モンスターなんちゃら
っていう。世代的な問題もある
けど、時代的・社会全体的な
傾向でもあるんじゃないですか?

ryo さんのコメント...

そうそう。
みんなモンスター。

何でも自分の思った通りに出来たらいいなんて、そりゃあ皆そうでしょ。

思い通りに行かない事をどう乗り越えるかが人生でしょ!

大袈裟…?

yk さんのコメント...

なんか熱いですね笑

身近にモンスターがいると
見ました(笑)

正論だと思います。

権利と特権は似て非なるもの。
ですね。

ryo さんのコメント...

権利と特権は似て非なるもの。
いいね~。

このセリフ、いただきます。

どこかで偉そうに使ってみよ( ̄▽ ̄)