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2011/05/09

食べ物好き、旅好きにオススメの番組

最近専らYoutubeではまって見ているのがAnthony Bourdain: No Reservationsという番組。
ディスカバリーチャンネルでやっているらしく、邦題は「アンソニー世界を喰らう」というタイトル。
現在シーズン5で、過去に訪れた世界各国の都市はWikiのページを見てもらえれば分かる(→ここ)。

自ら料理人であるAnthonyが各都市へ行き、そこの名物や珍しい料理を食べ歩く、というスタイル
のプログラムだが、Wikiでも「単なる旅番組・グルメ番組の域を超えた・・・」と紹介されているように
訪問先の都市の歴史や慣習もよく分かり、Anthonyのコメントが面白いし的確なので飽きない。

うちにはテレビがないのでYoutubeにアップされているものしか見れないが、それでも結構な数がある。
見た中で面白かったものを以下に少し紹介(どれもYoutubeのページに飛べば続きが見れます):

<大阪>
若手漫才コンビとB級グルメの食い倒れツアーに行き、阪神タイガーズの応援にも行く。


<サウジアラビア>
巨大なトカゲスープやラクダの丸焼きを食べ、ちょっと聞きにくいムスリムの習慣
についても案内役の女性に色々質問していく。


<ベイルート>
2006年に訪れたレバノンのベイルートではなんとイスラエル侵攻に巻き込まれ、クルー共々ホテルから
一歩も出られない状態が続き、米海軍の船により救出された。そのリベンジとして2010年に再び同じクルーが訪れた。



もとはといえば、この夏に予定している欧州~中東旅行の行き先候補を検討するために
色々調べていたらたまたま見つけた番組だが、すっかりはまってしまった。
英語練習中の方は、楽しいリスニング練習にもなるかもしれない。

2010/09/17

カナダ人とメキシコ人と鍋を囲む

数週間前に引っ越しを手伝ってくれたクラスメートのカナダ人の女性への
お礼としてベジタリアン鍋を振る舞った。
ついでに前から「ナベを食わせろ」とウルサいゲイのメキシコ人のクラスメートも呼んだ。

鍋、胡瓜の浅漬け→〆の雑炊→お茶と羊羹、というそこらの日本食屋じゃ
出してくれないぜ、というメニューを揃えたが、どれも美味しい美味しいと言いながら完食してくれた。
この夏から色々な外国人に色々な日本食を振る舞ってきたが、やはり結構ユニバーサルにウケる味なんだな。

「毎回こんなお礼をくれるなら何時でも引っ越し手伝うよ」と言って貰えたが、
生憎もう来年の夏まで引っ越しはしません。

「日本では米粒を1つ残らず食べなきゃダメなんだろ?」という少し日本通なメキシカンの
友達の発言を発端に物を大事にする日本文化の話に。しかし最近は残飯の量が
世界の中でもかなり多い国になってしまった、という話をする。そこから更に日本の首相は
なんでこんなにコロコロ変わるんだ、という話になり、近年荒れまくりのメキシコ麻薬
カルテルの話になり、アンデスで採れるコカインの種類の違いの話にまで飛びまくる。
2人とも国際ニュースに精通していて話していて楽しい。

特にカナダ人女性のクラスメートはだいぶ年上(30代中盤)なのもあるが、
世界史や文化にかなり詳しくてとても教養がある。
もうちょっと僕も見習いたいものだ。

2010/09/07

鮭を食べよう

現在、バンクーバー近郊フレーザー川のSockeye Salmon(ベニザケ)漁が歴史上
稀に見る大豊漁に恵まれている。3000万匹を超える鮭が戻ってきており、これは
3900万匹が遡上した1913年以来の数らしい。

鮭、特にSockeyeはこの地域の環境保護のシンボルになっている。
ここ数年、その遡上量が激減し、4年ほど禁漁になっていたほどだ。
昨年は予想していた10分の1、およそ150万匹程しか遡上しなかったので
この地域のSockeye漁は崩壊した、とまで言われていた。そんな中での豊漁、である。


供給が一気に増えたので値段が下がる。このチャンスを逃すまい!
という訳でスーパーに行って来ました。魚コーナーに直行。並んでます、並んでます。
大きなフィレが$15(1200円くらい)で手に入った。
そもそも去年は養殖か輸入しかなかったが、この大きさなら通常$20-30くらいするので
半分くらいの値段だ。それでも、漁港に直接出向いて漁師から買うと更に安いらしい。

家に帰ってすぐに適当な大きさに切って、一部を塩鮭に、一部を冷凍にした。
今日はニンニク醤油とみりんを入れたタレでmarinadeして頂いた。

これからしばらく鮭祭りが続きます。



2010/08/20

食べるために生きる

昨夜は、1ヶ月半タダで泊めさせて頂いたうえに色々と面倒を見て
くれたステイ先の知人夫妻へのお礼を込めて、彼らの家から歩いて
すぐの場所にあるChez Panisse(シェパニーズ)に彼らを招待した。
1階部分は固定メニューのレストランで、2階部分は自由にメニューから
選べるカフェとなっている。

シェパニーズは、カリフォルニアン・フレンチ、カリフォルニアン・イタリアン
と呼ばれる北米西海岸の料理スタイルを確立させた「伝説」のレストランだ。
オーナーのアリス・ウォーターズは食のカリスマとして知られる。

バークレーのグルメ・ゲットーと呼ばれる界隈にひっそりと店を構え、
1年前から予約で一杯、ということもあるほどの超有名店。一応ミシュランでは
一ツ星を獲得しているらしい。世界のベストレストラン50店、というのにも
三年連続くらいでランクインしたとか。まあそんなことはどうでもいいんですが。

高級レストランであることに間違いはないんですが、ここの良いところは、
変に気どっていないところ。カリフォルニア料理を振る舞う店らしく、姿勢も
カリフォルニアそのもの。良い素材を、良い調理法で、良い調理人が作る。
だから少々値段は他より張るけど、別に肩肘はらず、美味しく食べてもらえば
それでよい、という気持ちのいいメッセージが伝わってくる。
建築も全然煌びやかではなく、フランク・ロイド・ライトの影響を受けていると
思われる木で出来たシックな作りだ。

凝った味付けで、複雑すぎて何を使ってるのか検討もつかないような
料理よりは、ウンと新鮮で素材の味そのものを楽しむあっさり目の料理が
趣味の僕にとってはここはパーフェクト。文句なしで美味しかった。

ワインは、知人がチャリティーオークションで手に入れたラベル無しの
ナパの赤を持ち込んだ。市場ではかなりいいお値段で売られている
らしい高級品だったので、彼らは特別な時のために1年間とっておいたそうだ。
これがまた絶品。安くて美味しい物も山ほどあるけど、やはりある程度金を出さないと
手に入らない味もあるんだな、と久しぶりに思わせてくれた、そんなワインでした。
ワインに疎い僕でも明らかに違いが分かる、とても上品な味だった。

頼んだ料理は以下。


+ 前菜 +

Garden Lettuce Salad
(ガーデンレタスのサラダ)

Monterey Bay sardines toasts with cucumbers, cherry tomatoes, and chervil
(モントレー湾産イワシのトースト乗せ。プチトマト、胡瓜とチャービルのマリネ添え)

+ メイン +

House-made rigatoni alla Norma with eggplant, tomato, basil, and ricotta salata
(茄子、トマト、バジルとリコタチーズの自家製リガトーニ)

Tomales Bay clams baked in the wood oven with corn, potatoes, and tomatillo salsa
(蒔釜オーブンで焼いたタマレス湾産ハマグリとコーン、ジャガ芋、トマトサルサ)

Pizza with wild nettles and Parmesan
(蒔オーブンで焼いた野性のイラクサとパルメザンのピッツァ)

+ デザート +

Kaki Farm Black Mission figs and raspberry tart with vanilla ice cream
(カキ農場のブラックミションイチジクとラズベリーのタルト、バニラアイスクリーム添え)

Meyer lemon sherbet with Lucero farm strawberries
(マイヤーレモン*のシャーベットとルチェロ農場のイチゴ)

*マイヤーレモンは、夏でも高温にならないカリフォルニアのこの地域で
とれる酸味の少ない甘めのレモン。少し柚子のような感じでとても美味しい

Burnt honey ice cream with July Red nectarines and O'Henry peaches
(焦がしハチミツのアイスクリームとネクタリンと桃)



学生の僕にとってはいいお値段でしたが、高いと言っても東京スタンダードで
言えば全然安い。今までもっと高いところはいくらでも見たことがある。

バックパッキング中は乾物やクラッカーみたいなもんばかり囓っていたせいも
あってか感動のあまり終始溜め息をつきながら食べてました。
やっぱり美味しい物食べてる時が一番幸せを感じるなあ。食いしん坊万歳!

バークレーに寄った際は是非行くべきお店です。但し予約を忘れずに!

2010/08/11

日本食はやはり美味しい

居候中の家の主が二週間くらい前からオーストラリアにバカンスへ
行ってしまったので、その間は家が近所の人の溜まり場となっている。
特にお向かいのドイツ人家族はちょうど部屋の中のペンキの塗り替え中なので
ほとんど一家総出でこっちの家に引っ越して生活している。
毎晩7~8人で晩ご飯を食べているので賑やかで楽しい。

今日は、「日本食を食べたいし習いたいから作ってくれ」という以前からの
要望に応えて、僕がヘッドシェフとなって日本食ナイトとなった。
メニューは冷しゃぶサラダ、冷や奴&葱ダレ、五目ご飯、味噌汁。
子供達含めた4人くらいの部下達に「はい、じゃあこれ切って」とか「これ
すりおろしておいて」とか言って細かい作業は全部外注。気分がいいものです(笑)

このドイツ人一家のお父さんのお父さん(子供達のおじいちゃん)は
2年間藤沢のIBMで働いていたそうなので父ちゃんは日本についても詳しい。
熱心に僕の料理を横で見ながらiPhoneに手順を打ちこんでいた(笑)

みんな喜んでくれたのでよかった。


明日の夜からヨセミテの奥地に4日間のバックパッキングに出かけて来ます。
テントも無しで、全部野宿。標高4000mくらいのピークに登ります。


2010/07/31

坂の街

1日サンフランシスコをブラブラ。
お昼に急に雲呑麺が食べたくなって粥麺の文字につられて入ったかなりアヤシイ
中華料理屋Sam Woが実は隠れた名店であることが分かった。
隣りに座ったNYから来たインテリアデザイナーのおばさんは、35年前に父親に
連れて来られて食べた料理が忘れられず、今回頑張って探したらまだお店が健在で嬉しい、
と喜んでいた。普通に歩いていたら見逃しそうな店構えなので、口コミとリピーターで
保っているんだな。

ちなみに「粥麺」と書かれていたらまず間違いなく香港系の美味しい雲呑麺が
食べれるのです。








髪型設計・・・実に分かり易い!

2010/04/30

1.5ジャパニーズ

うちの学年に日本人とデンマーク人のハーフの人がいる。
僕と合わせて1.5人の日本人でプログラムの人達に寿司を振る舞おう、という
ことになり、昨日は1日買い物と調理に費やした。プログラムの人達、と言っても
PSAという学生団体の人達15人くらい。今年一年お疲れ会兼来年のバジェットを決めたり
する会議。会場はPSA財務大臣(笑)の女の子の家。ダウンタウンの一等地のコンドミニアム
の25階に住んでいるので見晴らしが素晴らしい。超良い場所なのに彼氏とシェアなので
僕の寮より少し高いくらいの家賃しか払っていないというのでおいしい物件を手に入れた
もんだ。

1.刺身でも寿司でもなんでもOK
2.寿司は好きだけど魚は苦手(なんじゃそりゃ)
3.日本食は大体いけるけど海産物全てNG

という三種類のややこしいお客様の要求に応えるべく

-鉄火巻き、サーモンロール、太巻き(椎茸、卵焼き、ほうれん草、干瓢、でんぶ)
アボカド・キュウリロール 

に加えて 

-焼きそば、野菜餃子

を振る舞った。


時間が経つとせっかく巻いた寿司が段々と開いてきてしまうのはどうしたら
よいのだろう。そもそも中身の米と具を入れ過ぎ+巻くのがヘタクソ、なんだろう。
でも30本くらい巻いて多少上達した気がした。





ご飯冷ますためにうちわある?と言ったら扇風機を貸してくれた(笑)

巻くのに夢中で肝心の寿司の写真なし(笑)

おまけ。行きつけ(というか同じビル)のカフェがまた新しいラテ・アートを作ってくれた。

2010/03/21

豚汁定食

最近学校関係の課題が山場を迎えているのでなかなか忙しい。
むしろこれからと言った方がいいか・・・死のロードが待っています。

全く関係ないですが、最近やたらと豚汁が食べたかった。
どちらかというと冬の食べ物なのに何故か春めいてきたと同時に。
ということで今日は同じプログラムの中国人ママさん院生の人の
車に便乗させてもらって郊外のアジア食材屋へ。目の前にあるスーパー
じゃ手に入らない味噌、こんにゃく、油揚げ、薄切り豚肉を購入し早速作った。

うまい。うますぎる。日本食ってなんでこんなに美味しいんだろう。
ご飯との相性抜群。汁だけでメインディッシュになるっていう簡単さも素晴らしい。




今日は朝からCNNなど米系TV局は保険制度改革のニュースばかり流していた。
結局めでたく可決されたみたいですが、当初言ってた公的医療保険制度ってのは
やっぱこの国じゃ当分無理なのかな・・・

2010/03/15

Freestyle Sushi

なんか慌ただしい週末だった。

土曜日は朝5時起きでウィスラーへ。19時に帰宅し、20時~24時は土曜夜恒例のテニス会へ。
日付けが変わったと同時に(正確に言うと夜中2時に)Day Light Savings time、いわゆる
サマータイムが始まったので寝た時間が2時のはずなのに3時に・・・。
日曜は夕方締切りのグループプレゼンの資料をパワポで作り、夕方から
Revelstokeへ一緒に行った2人(S君とSさん)とそのフィアンセ(2人とも最近婚約!パチパチ)
と共に手巻き寿司パーティー。

僕が練習とパフォーマンスのために巻き寿司を数本作ってみたが、包丁の切れ味が
怖ろしく悪かったので(こっちはいい包丁があんまないのです)切る段階で崩れまくって
しまった。まあ巻くのもちょっと失敗気味だったけど。

残りは手巻き寿司。自分で適当に寿司を巻いて食べる、という発想が斬新だった
らしく、みんな「これはフリースタイルスシだね」と言っていた。いいネーミングだ。
ちょっと多めに買ったサーモン、鮪赤身、〆鯖、全部平らげてくれたので
良かった良かった。

今回は初めてこちらで生魚を買った。事前にリサーチして、安全そうな日本食のお店で購入。
下手にそのへんで買ったら食中りになりそうで怖いので。なかなか新鮮で満足。

ちなみに開催場所だったSさん宅は日本風の食器や醤油入れ、湯呑みなんかも
あって(知り合いの陶芸家に作ってもらったらしい)、日本食を振る舞うのに最適な
場所だった。普段から乾燥わかめとかも使ってて、めんどくさい時はご飯にゴマシオ
振って食べてるそうです(笑)

西海岸を転々として来ましたが、やはりバンクーバーは飛びぬけて日本食、
およびその他アジア料理に親しんでる人が多いなあ、という印象。
未だに箸を使えない人に1人も会ってません。まあ、さすがに箸は今の時代使える人が多いか。



初めていわゆるinside-outってやつに挑戦した。難しい。
カリフォルニアロールから始まったこの外側に米を巻く方式は、1.海苔の大きさに制限
されずにご飯を多く巻ける、2.黒い海苔への嫌悪感を軽減できる、ことから北米市場で
寿司が受けいれられるキッカケになったらしい。
普通の巻き寿司だと確かにアメリカ人には小さすぎる。

今となってはスシは米が外にあるものだと思ってる人がほとんどな気がします・・

2010/03/08

山頭火

つい先日バンクーバーダウンタウンに山頭火がオープンしたそうです。
アメリカには既に7店舗あるみたいですが、バンクーバーってほんと日本食
何でも食える街です。

札幌に住んでた頃、琴似店に食べに行ってたのが懐かしい。

2010/02/05

アイスクリーム泥棒

ここのところうちの寮の周りが物騒だ。
2、3週間前に一階のロビーの鍵が掛かった部屋からテレビが
盗まれたのを皮切りに立て続けに2つの入口のドアノブが破壊された。
噂によると部屋から物が盗まれた人もいるらしい。
うちの寮の周りは工事ばかりで、正直何もないのにわざわざ盗みに
来る奴がいるのか・・・

これを受けて最近は夜間常にセキュリティーの人が寮の周りや内部を
ウロウロしている。まあいてくれると安心は安心だけど、たまに角から
いきなり蛍光色のセキュリティマンがのそっと出てくると逆にビックリする。

この一連の事件とまさにタイミングを同じくして、寮のRA(resident assistant)
から住人全員に一通のメール。

「最近共同冷凍庫に入れておいたアイスクリームが勝手に食べられた、という報告を
してくれた人が三人もいます。こんなことを院生のあなた達に言うのは
バカげてるけど、このようなことが続くとみんなが安心して冷凍庫が使えません。
勝手に食べられたくなかったら自分の物にはラベルを貼ってください。
そして自分の物以外は食べないように!!(特にアイスクリーム!!)

と呆れた様子。

このメールを見たうちのフロアの住人は皆「例の泥棒の仕業じゃない?」
と笑っていた。

ハハハ・・・まさか、ね?

2010/01/27

サーモン

久々にご飯レポート。
今晩は余っていたアボカドを使ったサラダと、サーモングリル。
付け合わせの野菜はマッシュルーム、アスパラガス、赤ピーマンを
使った。あまり考えてなかったけど出来上がりは色のバランスがなかなか
良かったので一枚パチリ。

ワインが飲みたくなりましたがこれから読まにゃならんものがあるのでガマンガマン。

2010/01/24

目分量のススメ

今日はいつもの欧州組とウィスラー。新しく雪は降っていなかったが
一週間寒さが続いていたので雪質は○

帰宅して適当に野菜炒めを作って食べていると、スキーに一緒に
行ったいつものスイス人O君登場。スーパーでインゲン豆を買ったけど
スイスでは使わない食材だからどう調理していいか分からない、教えてくれ、という。

インゲンねえ、茹でてマヨネーズつけるか炒め物にでもしたら?と
言ってもあんまりピンと来てない様子。
料理は好きだけど、ばりばりスイス大好きのヨーロッパ人なのでアジアンな料理は
基本の「き」の字も知らないようだ。

という訳で急遽即席炒めものレッスン開始。
確かにヨーロッパ人ってあんまり炒めものとかしないのかもねえ、なんて
話をしながらとりあえず手持ちのインゲンと玉ネギで炒めものを作ることに。
インゲンは水をかけてレンジでチンして予め少し柔らかくした。

調味料は僕が鶏ガラスープの素と醤油を提供し、あとは塩こしょうとニンニク。

僕:「炒めものはスピードと思いっきりが大事です。
   はい、じゃあまず中華鍋をマックスに熱して油をひいて!」

O君:「油はどれくらい?何デシリットル?」

僕:「(笑)そんなん適当でいいんだよ適当!」

O君:「これくらい?(ドボドボドボ・・・)」

僕:「イヤイヤイヤ(汗)それはいくらなんでも入れすぎでしょ!
   それじゃ炒め物じゃなくて揚げ物になっちゃうって!」

O君:「だからどれくらい入れるか聞いたんだよ。チーズフォンデュもね、適当に
    作ってるように見えて実はバランスが大事で、白ワインXXmlに対してヴァシュラン
    とグリュイエール半々をXXg入れて、それからトウモロコシ粉を入れて・・・etc」

僕:「はいはい、分かった分かった、いいから早くやろう!スピードが大事だって
   言ったでしょ!はい、まずニンニク!」

と、こんな感じのやり取りを続け、隣りで見ているとあまりに遅いのでとりあえず
今回は横で見ててもらうことに。

ニンニクを入れてちょっと炒めてからすぐにインゲンと玉ネギを突っこみ、
ジャンジャン音を立てている間に調味料を入れてほんの2分くらいで調理終了。

目を丸くして唖然とした様子のO君。
「なんてエフィシェントなんだ!レシピを教えてくれ。
調味料はどれくらい入れるんだ?」

「今見てたでしょ?適当適当!」

ずっと横で見ていた中国人は笑いが止まらない。
まあ確かに炒めものごときで感動されたら中国人はおかしくてたまらないんだろう。


普段茹でたりオーブンでグリルしたり、とゆっくり時間をかける料理を
することが多い上、分量をきっちり量る性格なので、適当・目分量でスピーディーな
アジアンスタイルにえらく感動したようだ。


最後にO君がぼそっと一言。

「僕は細かいこと気にしすぎて早く効率的にやるのが苦手なんだよねえ」


うん、僕もそう思うよ。

無器用でウンチクが多いけど憎めないキャラのO君でした。

2009/12/13

チャオパ

日本の某服屋の話ではありません。

昨日、家の前にあるスーパーに餃子の皮があることを発見し、
これは近々時間が出来たら餃子を作らねば、と思いながら帰宅した。
キッチンで晩ご飯を作っていると、同じフロアの中国人の知人が明日(今日)
餃子作りをするからおいで、と誘ってくれた。

なんなんでしょう、この図ったようなタイミングは。


即答でOK。しかも皮もちゃんと粉から作るらしいので期待大。

そして今日、チャオズ(餃子)パーティー(ジンパならぬチャオパ)開催。
日中はペーパーを書かなきゃならんので皮作りは中国人三人に任せ、包むとこ
から参加。食に一切パッション無しの例のカナダ人も参加し、大量の餃子を
作っていく。一口に中国と言ってもバカ広いので、粉物を多く食べる北部出身の
二人が上海出身の人、僕、そしてカナディアンを指導しながら、鶏肉・豚肉・牛肉の
三種類の餃子を包んでいく。


アジア人4人は慣れた手つきで要領良く作る中、餃子どころかパスタを茹でる
のがやっとのカナダ人の彼は明らかに苦戦。いくつか皮を破った末、諦めて
食べることに専念することにしたらしい(笑)
入寮当時は、食に異常な情熱を燃やすヨーロッパ人/アジア人を不思議な
眼差しで見ていた彼も、最近はどうやらパスタとチキンナゲット以外にも美味しい
食べ物が存在することに気付いてきたらしく、こちらが食べてみない?と差しだす
物に割と冒険心を持ってくれるようになった。環境で人は変わるのだー。


出来上がったチャオズ(基本的に中国で食べるのは全て水餃子)はさすが手作り
の皮だけあって、市販のものより食感良し、味良し、モチモチしてて非常に
美味しかった。余った具をどうしよう?というので、では、と僕がロールキャベツ
リベンジとばかりに作ったらえらく感動してくれた。今回はキャベツをうまく
破らずに剥がせたので大分ロールキャベツらしい形に仕上がった。


今日のバンクーバーは午前中は雪。軽く積もって辺りは一面白くなった。

家の中でクリスマスソングをかけながら雪景色を見てるのが幸せ~。
もう師走ですなあー、早いもんだ。

2009/12/12

留学生ディナー

昨夜は同じプログラムの中国人の方にご飯に招いてもらったので
同じキャンパス内の彼女の家にお邪魔してきた。子供三人と共に
バンクーバーに移住し、ちょうど今は夫も中国から来ているので
みんなにご馳走したい、ということでプログラムの留学生を中心に
招待してくれたのだ。集まったのはメキシコ人、香港人、インド人と僕。

彼女は北京出身で、母国では英国大使館などで仕事をしていたらしい。
一番下の息子が4歳、真ん中の娘が9歳、一番上の娘が14歳と、
育ち盛りの子を三人も抱えながら大学院生活もこなしているという
パワフルなお母さん。尊敬です。

一番上の娘が日本大好きっ子らしく、独学で日本語も学んでいて、昨夜は
僕を相手に照れながらも学びたての日本語を披露してくれた。料理も日本料理が
好き、ということでお手製の寿司を振る舞ってくれた。美味しかったぞ!

その他にも美味しい料理が10点近くも列び、豪勢なディナー。
ミミガーやゴーヤなどの食材も並んでいて、北京出身なのにえらい
南方系な食材を使うんだなあ、とちょっと不思議に思った。
日本でも沖縄は似たような食材を使うんだ、と説明したら興味を
持ってくれていた。

ちょうど壁に東アジアの地図が掛かっていたので、ここ(関東)で
育ち、ここ(北海道)の大学に行きました、と説明すると、香港人の
知人が「ベイハイダオ!(北海道)」と興奮していた。香港人にとっては
北海道にラベンダーを見に行くのがとてもポピュラーなのだそうだ。
確かに北海道の観光地は韓国人・台湾人・香港人で溢れてましたなあ。

食後は赤ワインを片手にほぼ終わりつつある今学期のdebriefing
のような会話が始まった。あの授業はこうこう改善した方がいい、とか
今のとこ気付いたプログラムの強みと弱みはここだ、なんてああだこうだ議論。

みんな留学生とあって、プログラムの人の話でも結構盛り上がった。
主にカナダ人・アメリカ人のnon-English speakerに対する態度の
違いの話などなど。拙い英語を話す人に対して明らかなフラストレーション
を示す某○○さんは韓国で1年英語を教えた経験がある癖に理解がなさすぎる!
とか、お酒も入って結構みんなぶっちゃけトークを繰り広げる。

インド人も含めて割とアジア的価値観を持った人が多かったせいか、
気遣いに欠ける一部白人の横柄な態度にイラっと来てる人も多く、
「今だから言うけどあのシチュエーションでアイツのあの発言は有り得ない!」
とか言いながらみんなウンウン、と肯く。

うちのプログラムは一応留学生はそれなりの割合でいるけど、
半分くらいがアメリカ人なので、来年は「本当の」留学生がもっと欲しいよねえ、と全会一致。
アメリカ人がカナダで自分のことを留学生と呼ぶと失笑を買うのはお決まり。

来学期からはもうちょっとプログラムの人達とのソーシャルライフを
充実させたいなあ。

2009/11/29

手作りナン



今日は最後のグループミーティングをうちでやることになったので、一応
ホストとして何か振る舞わなければいけない。こりゃ何か新しい物を作って
みよう、ということで兼ねてから作ってみたかったナンに挑戦。カレーは
前回作ったのと同じバターチキンカレーをリベンジ。今回は無事ヨーグルト
をぶちまけずにうまくいった。

ナンは強力粉、ベーキングパウダー、重曹、卵、塩、ヨーグルトを入れて
捏ねまくり、暖かい場所で3時間くらい寝かせてからオーブンの温度をマックス
にして焼いた。タンドールの温度は300~500℃らしいが、うちのオーブンはいくら
頑張っても550°F(287℃)までしか上がらない。やはり高温で焼かないと
レストランの味は出せないけど、それなりにうまくいった。少なくとも
市販で売ってるものよりはよっぽど美味しくできた。
インド人のクラスメートに出来上がりの写真を送ったら喜んでくれた。

ピザと同じで、一般家庭ではいくら材料の分量とかを同じにしても
物理的な限界がある。外はパリパリ、中はモチモチ、というのは
やはり高温で一気に焼き上げないと得られない食感なのですね~。

最近料理は勉強の合間のリフレッシュタイムです。

2009/11/22

バターチキンカレー

また食べ物の話です。今日の夕食は新たなレパートリー、バターチキンカレー。
インド料理屋に行くと、これとナンを食べるのが幸せ。基本的にモチモチ系
全般大好きですが、特にナンは大好物。お店でちゃんとタンドールで焼いたものが
ベスト。外はカリカリ中はモチモチ。日本人ってモチモチした物好きな人多い気がする。

バターチキンカレーは、その名前とは裏腹に別にバターはそんなに使わない。
むしろ、最初のニンニクとしょうがのすりおろしを炒めるのに少量使うだけ。
少なくともネットで検索した日本語のレシピではそう。インド料理屋でも
一度おっさんに「これってバター多用してるの?」と聞いたことがあり、
その時も「いや、むしろバターはあまり使わないんだよ」と言っていた。

作り方はいたって簡単。

①まずは鶏肉をヨーグルトとカレー粉、にんにく、しょうがで揉み、冷蔵庫
でしばらく寝かせる。(写真左)

②これとは別に、にんにく・しょうが・バター・カレー粉・パプリカ粉・トマト缶
を鍋で煮立てる。(写真右)


①を②に入れてしばらく煮る。以上!

で、お皿に盛り、生クリームを上からちょこっとかけ、ナンと頂く。ウマ。

ただ、今日の失敗は3つ。

まず、寮に備え付けのキッチンにすりおろす道具が一切なかったので
頑張って包丁でみじん切り×3回くらいがっつり頑張ったけどやはり
おろしのように液体に馴染まない。

味見の結果、ヨーグルトを少し足そうとした時、不精をしてスプーンを
使わず入れ物から直接ちょこっと入れるつもりが大量に入れてしまう・・・。
不精していいことないです。

鶏肉をケチって買ったら、相対的に少なすぎた。

美味しかったけど今後の反省。


とりあえず最近は夕飯で大量に作って冷蔵→翌日、翌々日のお昼や夕飯に
回す、というルーティンなので、今日も大量に作りました。
これでしばらく持つな。

2009/11/17

ナシゴレン


今日は$1.5で売っている「ナシゴレンの素」を買って作ってみた。
色々野菜を入れて、定番のキュウリとトマトを乗っければバランスも
それなりに良い。

モグモグと食べながら、4年の学祭で超適当な「ナシゴレン屋」をやったことを
思い出した。小雨が降っただけで屋根あるのに休業、疲れたから休業、ナシゴレン
作っても美味しそうだから味見、とかいいながら全部食べちゃって売る物なくなったり
めちゃくちゃだったけど楽しかった。あの時は名前が素敵だから、という意味不明な
理由だけでナシゴレンを作ることにしたけど、肝心の作り方を全然調べず、
サルサとニンニクと適当なスパイス入れた炒飯にしただけ。
でも今日食べながら、案外大外れでもなく、割と近い味だったんだな、と思った。

レシピを調べてみたらエシャロット、ニンニク、トラシ(魚醤)を入れるそうだ。
上記のレシピに適当にナンプラーでも振ったら結構いい線いってたのかもしれない。

2009/11/12

ロールキャベツ


家にキャベツがあって、どうしようかと思っていたので
ロールキャベツを作ってみた。思っていたより簡単にできる。
適当に作ったサラダと、買ってきたバゲットをロールキャベツに浸しながら
食べていると冬が来た感じがした。
具を多く作りすぎてしまったので、残りは後日ハンバーグにでもしよう。

爪楊枝がなかったので、ネットに書いてあったようにスパゲッティを代わりに
刺してみたら、ちょうどうまくいった。ただ、キャベツが硬くてなかなか
うまく包めなかった。葉っぱが大きくて柔らかいものがベストなんだろう。
春キャベツなんかが柔らかくていいのかな?

料理はめんどくさいけど楽しい。

2009/09/19

塩鮭定食



先日作っておいた塩鮭を先程昼食に食べてみた。

恐る恐るジップロックを開けて、フライパンで焼き、
食す。・・・美味い!!塩加減とかかなり適当に
やった割に完璧な塩鮭になっていた。脂がたっぷり
乗っていて、日本で食べる鮭より美味しいくらいかも
しれない(笑)
鮭とご飯と味噌汁だけじゃ寂しいので、付け合わせに
ジャガイモと赤ピーマンを塩こしょうで炒めた。
和洋折衷ということで。

塩鮭は超手軽に日本の味を楽しむことができるので
留学生にはオススメです!ネットを見ると結構海外
在住の人の定番テクのようです。