そして今日はEcological Context of Planningの初日。
リース教授はSCARPの看板教授、というか、恐らくUBCで
世界的に名が知れてる人のうちの一人だろう。
トロントの生態学出身で、最も大きな功績は
エコロジカル・フットプリントという持続可能性指標の開発。
初日の今日の授業は環境系の話ではなく、Epistemology(認識論)
の話で終わり。
Epistemology = how do we know what we know?
我々が知っていると思っていることが必ずしも現実であると
信じてはいけない、という話を延々と、但し非常に分かり易く
語ってくれた。
最近の経済学は行動経済学や心理経済学など、心理学や脳科学
との融合が最先端となっているようですが、環境の分野でも
何故人間は愚行を繰り返すのか、というメカニズムを心理学や
脳科学を使って解明しようとする動きが活発なようです。
認識論をいきなり語ってくれたのは、これからの授業で
読むこと・習うことを全て信じるな、という意味を込めてと、
humans are inherently unsustainable(人間は生まれながら
にして持続不可能or人間社会はシステムとして持続不可能な
要素を内包している)というちょっと悲観的な彼の最近の思い
を伝えるためだったのか。後者については彼の意見はまだ
よく分からないのでなんとも言えませんが、上級生の話を
聞いていると「リースの授業は面白いけど終わったあと凹む」
という意見が多かったので(笑)、今後の環境については
悲観的な見方を取っていることが多いのかもしれません。
乞ご期待。
ちなみに彼はこんな人。
新しいブログ、始めました
10 年前
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